前の会社から転職して入社した人にとって、年末調整が最初の関門になるケースは多々あります。辞めた会社から源泉徴収票を入手しなければならないからです。年末調整で年間所得税を計算するためには、現在の会社からの収入だけではなく、前職分も含める必要があります。

前職分の源泉徴収票が年末調整に必要なのは分かっているけど・・・

いま勤務している会社から、転職組の人は前職分の源泉徴収票の提出が求められます。しかし、年末調整に必要な資料とはいえ、辞めた会社に本人が電話するのは、ちょっと抵抗を感じるのがいるのも事実です(本来は退職したときと同時に入手するのがベスト)。

転職組の社員が前職分の源泉徴収票を入手するのに抵抗を感じる以上は、早めに提出を促す必要があります。最悪の場合、平成28年分の年末調整に間に合わない事態に陥る可能性は否定できないからです。

抵抗感の強い転職組の社員にオススメできる前職の源泉徴収票の入手法

転職組が前職の源泉徴収票を入手するため、アポをとるのに抵抗感を持つのは辞めた会社に不満があるからでしょう。といっても、資料がそろわなければ年末調整をすることができません。

そこでオススメする入手方法は、辞めた会社に郵送で請求することです。その際に返信用封筒を同封すれば、ほぼ間違いなく前職分の源泉徴収票が送られてきます。年末調整をスムーズに行うため、書面で請求する方法を転職組に勧めてはいかがでしょうか。しかし、いつ届くかは辞めた会社側の都合になるので注意が必要です。

年末調整をスムーズに行う決め手とは?

転職組の社員から前職分の源泉徴収票を得られなければ、年末調整を行うことはできません。それをスムーズにするためには、前職分の源泉徴収票が得られなければ、年末調整をしないことをハッキリ伝えることに尽きます。そして還付を受けたければ、自分で確定申告(還付申告)をしなさいと厳しく言うのがベストです。

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