ひとつ質問です。
100万円の新車を購入したとき、どの時点において確定申告で減価償却費に計上するのでしょうか。

・売買が成立した日
・納車された日
・使用した日

答えは使用した日です(事業共用日と言います)。納車されたとしても、使用してなければ減価償却をすることができないんですね。これは、確定申告で減価償却をする上で、知っておく必要があるでしょう。それでは、どんな場面で問題になるのでしょうか。

争点は確定申告の締め日前後に使用したかどうか

減価償却の計上時期で問題になるのは、確定申告の締め日である12月に固定資産を購入したときです。争点は使用した日が年内か来年以降かどうかです。特に節税対策で固定資産を購入するときは注意が必要です。

この使用した日が基準になるのは減価償却だけではありません。30万円未満の固定資産を一括で必要経費に落とす場合にも当てはまります。確定申告で節税対策をするときには、注意したいですね。

減価償却の計上する基準である使用日とは

確定申告で減価償却費に計上できるのは使用した日。そこで、実際に使用していない日は必要経費に落とせるかどうかの疑問がわいてきます。例えば、営業車を常に使用するとは限りませんね。電車で移動したほうが便利はケースはいくらでもあります。それでは、営業車を使っていない部分は確定申告で減価償却費として必要経費に落とせないのでしょうか。

そんなことはありません。使用した日とは、実際に使用しているかどうかではありません。あくまで、「いつでも使用できる状態」のことを指します。営業車の場合も同じですね。

確定申告で減価償却費を計上するときは、「使用できる状態」すなわち、事業供用しているかどうかを意識しましょう。

使用できる状態であることの証拠を残そう

それでは、使用できる状態であることを意識するとはどういったことでしょうか。端的に言いますと、使用を証明することです。例えばその年にパソコンを購入したら、年内に初期設定をしておかないと今年の確定申告では減価償却費に計上できません。

ですから、初期設定をしたら、デスクトップの画像をプリントアウトして、表示されている右下の年月日を保存しておくなどして、使用開始日の証拠を残しておきましょう

参考)
確定申告を悩ませる減価償却という制度について
減価償却とは何かをできるだけ簡単に説明してみます(前編)
減価償却とは何かをできるだけ簡単に説明してみます(後編)

 

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