確定申告を青色申告で行うときに、簿記の知識の有無を気になっている人はいるのではないでしょうか。書店でも、確定申告シーズンになると初心者向けの簿記の本が売っていますね。一方、会計ソフトが発達して、簿記の知識はあまり必要ないという意見も聞かれます。では、個人事業主の確定申告において、必要か否かを検証しましょう。、

1.帳簿をつけるのに勘定科目を調べる業務から解放

結論からいえば、簿記の知識がなくても確定申告はできます。そもそも、簿記の知識と何でしょうか。おもに2つです。

①仕訳をするときの勘定科目の判断
②確定申告用の決算書の作成

まず、勘定科目の判断はクラウド会計を使用すれば、通帳などのデータから自動的に判断してくれます(それが合っているかどうかは簿記の知識が無いとわかりませんが)。また、決算書の作成に簿記の知識がなくても確定申告をする方法ああります。決算仕訳など特殊な処理については、税務署の無料税務相談で、フォローしてくれますかね。

2.無料税務相談のデメリット

ところが、簿記の知識がないデメリットはあります。確定申告するときに、無料税務相談をするための待ち時間が2時間以上かかったりすることもあるようです。2時間の待ち時間は長すぎますよね。

ここでポイントになるのは、確定申告をするときに無料税務相談での待ち時間が本当に必要か否かです。特に忙しい個人事業主には時間がもったいないのではないでしょうか。

3.確定申告は無料税務相談か専門家に依頼するのかの2者択一

実際に個人事業主が簿記の知識を身に付けて自力で確定申告をしなくても済むようにする条件は2つです。

①簿記の知識がない部分を補うために無料税務相談するために待ち時間を投資すること
②お金を負担して、青色申告会か税理士に確定申告を依頼すること

これから簿記の知識はあまり必要なくなってくるかも知れませんが、クラウド会計であってもある程度の簿記知識は必要ですし、できれば日商簿記の3級くらいは理解しておきたいところですね。

参考)
確定申告で使用するなら会計ソフトかクラウド会計か?
確定申告で意識しなければならない「社会通念」とは

 

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