確定申告の住宅ローン控除といえば、マイホームの購入というのが一般的ではないでしょうか。しかし、マイホームでローンを組むのは購入だけに限られません。

特に一戸建ての場合は増改築をしますよね。その増改築の時にローンを組めば、住宅ローン控除を確定申告で受けることができます(以下、購入した場合の住宅ローン控除と区分する意味で、「増改築控除」とします)。

今回は、増改築控除について確認していきましょう。

1.確定申告で適用できる増改築控除の金額とその概要

確定申告で適用できる増改築控除の金額は、次のうちいずれか小さい金額になります。

①増改築費用×1%
②借入金×1%
③40万円

増改築控除の適用条件は次のとおりです。

①増改築後から6か月以内に住むこと
②増改築後の家屋の面積が50平方メートル以上であること
③工事費用の自己負担分が100万以上であること
④工事をした年の合計所得金額が3,000万円以下であること
⑤確定申告で税額控除の基準を満たす増改築であること

など

ポイントは、支出金額が100万円以上でないとダメというところですかね。軽いリフォーム程度では100万円に満たないと思いますので、増改築控除は受けられないということになります。

2.本当に確定申告で増改築控除の対象であることを事前に確認

確定申告の実務で大切なのは、本当に増改築控除の基準を満たす工事か否かです。当然ですが、工事する前に確かめるのがポイントになります。工事後に「やっぱり無理でした」と言われても困りますよね。

施工会社に「必ず」基準を満たすかどうかを確認するようにして下さい。

3.確定申告書に添付書類を忘れいないようにしよう

増改築控除を適用するためには、確定申告書に一定の書類を添付しなければなりません。

①住民票の写し
②登記簿謄本や請負契約書などの写し
③建築事前確認書の写し・検査済証の写し・増改築等工事証明書など
④借入金の年末残高等証明書

これらの書類添付がないと増改築控除を受けられない可能性がありますので、忘れないよう何度もチェックするようにしましょう。

参考)
平成28年度の住宅ローン控除は10年間で最大400万円
住宅ローン控除の1年目は確定申告が必要なので注意